本田圭佑「僕が払って教えます!」仰天ツイートの真意をWebマーケターが考察してみた

  • 2019.05.31
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本田圭佑「僕が払って教えます!」仰天ツイートの真意をWebマーケターが考察してみた

こんにちはLibertaの藤岡(@liberta_corp)です。

5月29日にこのようなツイートがTwitter上で拡散されました。

 

 

このツイートは元日本代表サッカー選手の本田圭佑さんがツイートし、これをみた多くの人が「ぜひ教わりたい!!」とリプライしたことによって大きな反響が生まれました。

でもお金ももらえて、本田選手に教えてもらうなんて、そんなうまい話があるなんておかしいですよね?

しかし、この発言の真意についてマーケターの目線でみると
非常に優れた「コミュニティビジネスの戦略」であることがわかります。

 

そこで、この記事では

  • これまでの経緯とインフルエンサーの発言
  • マーケティング目線での考察

この2つのポイントで、発言の意図について解説していきます。

これまでの経緯とインフルエンサーの発言

スクールや専門学校などでスキルや技術を学ぶ際に

「教わる方がお金を払い、教える方がお金をもらう」というのが一般的です。
「教えて」「お金もあげて」いたら、損しかしていません。

しかしこの一見奇妙な発言と施策を、少し前から各業界のトップが始めていました。

 

一人のトップブロガーのツイート

今、最も勢いのあるブロガーの一人に「マナブ」さんという方がいます。

5月24日に興味深いツイートをしていました。

 

3ヶ月間もの間、トップブロガーのマナブさんが
5万円を毎月あげるし、ブログの書き方も教える」とツイート。

当然ながらこのやり方で収益は出せず、マナブさんに得がないように思います。

 

インフルエンサーが続々とツイート

マナブさんのこのツイートを見ていたのか、見ていないのかはわかりませんが、5日後の5月29日に二人のインフルエンサーがこのようにツイートしています。

 

けんすうさんのツイート

 

箕輪厚介さんのツイート

 

けんすうさんは数々のヒットサイトを手掛けたあと、現在「アル」というマンガコミュニティサービスを運営されています。

箕輪さんは幻冬舎で堀江貴文さんなどの著作を担当されている売れっ子編集者で、ご自身のオンラインサロンも運営しています。

 

お二人とも業界ではトップの実力・実績・有名度です。

わざわざお金を払わずとも街を歩いているだけで、仕事を教えてほしい人は山のようにいるはずのインフルエンサーです。

一見、意味が不明ですよね。

 

それぞれのマーケティング的な考察

これらの発言の意図や真意を考えるにあたって、少し視点を変えてマーケティング的な観点から考察していきたいと思います。

 

4名の共通点

「本田圭佑さん」「マナブさん」「けんすうさん」「箕輪厚介さん」の4名には共通点として下記の3つのポイントがあります。

  1. 現在、本業で収益を十分に上げている。
  2. 現代で通用する旬なノウハウを持っている。
  3. コミュニティビジネスに深い関心がある。

1と2に関しては説明不要かと思いますので

コミュニティビジネスに関心がある」というところに注目してみます。

 

コミュニティビジネスの仕組み

コミュニティビジネスではどのように収益を上げているのでしょうか。

すこし話は変わりますが、今大きな収益を上げているサービスのほとんどが、NetflixやSpotifyなどのサブスクリプション(月額会員サービス)です。

サッカーでもクラブチームに毎月月謝を払っていますよね?
あれも昔からあるサブスクリプションの仕組みです。

サロンなどのコミュニティビジネスも同じく、月々定額の料金を払いながら人との出会いや業界内の情報、新しいスキルを手に入れることを目的にしています。

このようにサロンを始めとする多くのコミュニティビジネスは、サブスクリプションモデルで収益を上げる仕組みをとっています。

 

「今」ではなく「将来」を見越した戦略

サブスクリプションのビジネスモデルは「顧客(ファン)」を獲得し、顧客を育てるビジネスです。そしてゆくゆくは「顧客自身がそのサービス全体を盛り上げていく」性質があります。

例えば、フェンダーという有名なギターメーカーはギターを販売するとき
「ギター(製品)」と一緒に「教則動画(教科書)」を無料でセットにして販売しています。

これによって顧客が上手にギターを覚え、周囲の友達に上手な演奏を聴かせることで
「僕もフェンダーのギターが欲しい!」
という風に、ブランディングと販促の連鎖を生み出す戦略をとっています。いったん動画を配るコストがかかるものの、長期的に顧客が増えていく仕組みです。

 

それぞれの発言の真意

このサブスクリプションビジネスの観点で、「教えるし、僕がお金を払う」という発言をみると、少し意味合いが変わってくるような気がしてきませんか?

  • お金払う
    ⇒ 多くの人の注目をあつめ、いい人材を見つける
  • 教える
    ⇒ 教えると高い確率でコアなファンになる
  • ファンが育つ
    ⇒ 周りを巻き込みコミュニティ化する

おそらく、このような長期的な目線での発言だと思います。

従来の「売り切り」的なサービスの観点でみると一見奇妙な発言にも思えますが、ブランディング、ファンの獲得、長期的なコミュニティの利益を考えたサブスクリプションモデルとして捉えた時、今後最も有効な戦略の一つだと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • これまでの経緯とインフルエンサーの発言
  • マーケティング目線での考察

について解説しました!

各業界のトップクラスにもなると本当にマーケティングまで上手いなぁという印象だったのですが、皆様はどのように思いましたか?

私の考察は以上ですが、ご意見等あればぜひTwitter(@liberta_corp)までリプライを飛ばしてみてくださいね。

この記事が参考になれば幸いです。